web栄養価計算使い方
目次
  1. 食品成分表を利用した栄養価計算の考え方
  2. web栄養価計算(栄養みーる)の特徴
  3. 栄養みーるの栄養価計算の流れ/操作方法
  4. レシピの取り込み
  5. アレルゲンに関して
  6. 目安重量に関して
  7. 条件指定による食品検索
  8. 変更履歴

食品成分表を利用した栄養価計算の考え方

日本食品標準成分表(以下「食品成分表」という)とは、文部科学省が作成/公開している栄養成分値データです。

5年毎に収載食品や成分、分析方法、成分値などが見直され、2023年現在では2020年版(八訂)が最新です。

収載内容の1例を以下に示します(クリックして画像をクリックすると拡大されます。余白を右クリック→「戻る」で戻ります)。

日本食品標準成分表のサンプル

収載されている食品は2,400種類以上に及び、料理を構成する食材はほぼ格納されています。この中から、レシピの材料の食品を選んでいきます。

収載されていない場合は独自に計算するか、似た食品から計算をします。

食品成分表の栄養成分値は、食品の可食部(食べられる箇所)100gあたりの値ですので、料理で使用する食材の重量から計算で求めることができます。

※)必要に応じて破棄率や重量変化率を考慮します。

web栄養価計算(栄養みーる)とは

料理の栄養価を簡単に計算できるwebサービスです。

文部科学省が作成/公表している日本食品標準成分表2020年版(八訂)に準拠しています。以下の特徴があります。

POINT1.

食材の簡単・強力検索

Google検索のように、食品成分表データベースから簡単に食品を検索できます。

別名あいまい検索

強力な別名/あいまい検索により、スピーディに該当食品を見つけます(例えば「焼売」「しゅうまい」「シュウマイ」「シューマイ」いずれでも検索可能です)。

POINT2.

目安で重量指定も!

目安重量

計量カップや計量スプーン(1カップや大さじ2など)、「1切れ」「1束」「少々」などの目安での重量の指定ができます。

POINT3.

選べる!栄養価の算出方法

揚げ物の衣

1人前あたりや100グラムあたりの栄養価も簡単に計算できます。
 

POINT4.

成分データを保存、呼び出しできます。

作成した栄養計算データはローカルに(ダウンロードフォルダに)保存できます。また、保存したデータを呼び出して編集することもできます。

POINT5.

スマホでは操作がしづらいです。

猫とPC

 できなくはありませんが、パソコンでのご利用をお奨めします。


 

栄養みーるの栄養価計算の流れ/操作方法

以下をレシピの食材数分繰り返します。

1.レシピの食材を食品成分表から見つけます。
  • 検索語の入力欄に全角で食品名を入力し、検索ボタンをクリックします(検索結果リストに候補の一覧が表示されます)。
  • 見つからない場合は、検索語を平仮名やカタカナ、他の言い方に変える、以下で説明する「部分一致」をチェックする、などをお試しください。
  • カテゴリを選択すると、そのカテゴリ内の食品を検索します。
  • 部分一致をチェックすると、検索語を含むキーワードの食品名を検索します(より広い範囲を検索します)。
2.検索結果リストの該当する食品を選択し、選択ボタンをクリックします。
または、検索結果リストの該当する食品をダブルクリックします。
3.食品選択表に食品が追加されるので、料理で使用する重量に変更します。

選択表の食品名 先頭のカッコ内の数字は、日本食品標準成分表の食品番号です。

選択表の備考の「第1章参照」等は、日本食品標準成分表2020年版(八訂)に記載されています。

選択表の編集機能の詳細は以下の通りです。

機能操作
重量の変更重量変更イメージ重量入力ボックスの重量を変更後、Enterキーを押すか、フォーカスを移動(他の入力エリアをクリックするなど)します。
「重量」ボタンをクリックすると、編集ダイアログ画面が開きます。ここで廃棄率や重量変化率の自動計算や、目安重量の指定ができます。
行の移動Drag操作で行を移動できます。
メモ「メモ」欄には20文字まで入力可能です。
食品削除右端列の「Del」ボタンをクリックし、確認メッセージに「OK」または「はい」をクリックします。
全食品削除選択表の右上にある 「全て削除」ボタンをクリックし、確認メッセージに「OK」または「はい」をクリックします。
料理名料理名欄に入力します。
料理数料理の人前数、調理後総重量欄に入力します。これは、栄養価算出方法に人前換算、または重量換算を指定する場合に必要になります。
栄養価算出方法が「そのまま」の場合は指定する必要はありません。
栄養価算出方法栄養価の算出方法を指定します。「そのまま」以外を指定した場合は、表示する栄養成分値の人前数、または重量を入力します。
データの保存選択表 左上の「保存」ボタン をクリックすると、ダウンロードフォルダに栄養価データを保存します(ファイル名:web_food_value.csv)。
ファイル名やフォルダは変更できます。
ファイルはExcelやGoogleスプレッドシートなどで開くことができます。
データの呼び出し選択表 左上の「開く」ボタン で保存したファイルを選択すると、保存した栄養価情報が表示され、編集することができます。

レシピの取り込み

テキストファイルのレシピを取り込み、自動で計算する機能です(ベータ版です)。

レシピを取り込むには、左下にある「レシピを取り込む」ボタン レシピを取り込むボタン をクリックし、レシピのテキストファイルを選択します。

取り込み結果のメモ欄に「(仮重量)」の表示のある食材は、自動で重量を認識できなかったため、個別に入力をお願いします。

※成分表の材料や重量は、個別にご確認いただくようお願いします。

レシピの記述ルール

レシピの例を示します。

キャベツの豚肉生姜蒸し

<材料>5人前
キャベツ   1個
人参     1/2本
豚バラ肉   300g
生姜     1かけ
味噌     大さじ4
酒       大さじ2
ごま油    大さじ2
こしょう    少々

<作り方>
@キャベツざく切り、人参千切り、生姜千切りにする。
Aボールに調味料を混ぜ合わせ、豚肉を入れて絡める。
B鍋にキャベツを入れてAの豚肉をのせ、生姜を散らす。
C水1/2カップを注ぎ、ふたをして煮立ったら弱火で15分〜20分、キャベツが柔らかくなるまで蒸し煮にし、全体を混ぜ合わせ器に盛る。

アレルゲンに関して

本サービスで表示するアレルゲンに関する注意項目です。

特定原材料の7品目(えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ))及び特定原材料に準ずるもの21品目(アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン)を表示します。

本サービスで表示するアレルゲンは、それぞれの食材に一般的に含まれているであろう推測値を表示したもので、あくまでご参考値です。

以下は、消費者庁のアレルゲンを含む食品に関する表示のQ&Aへのリンクです。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/pdf/food_labeling_cms101_200716_12.pdf

目安重量に関して

可食部のみの重量です(廃棄分は含んでいません)。

以下の書籍を参考にさせていただきました。

「早わかり 目で見る食品&食材成分辞典」主婦の友社

条件指定による食品検索

栄養素を選択し、カテゴリ、栄養量表示順、表示件数を適宜変更後、「検索」ボタンをクリックします。

変更履歴

Ver2.0

2023/03 条件指定による食品検索のカテゴリ指定機能を追加。

2023/02 条件指定による食品検索機能を追加。

2022/12 レシピ取り込みの材料名の半角カナ対応。

2022/11 レシピの取り込み品質を向上。

2022/10 レシピから取り込む機能(ベータ版)を追加。

Ver1.0

2022/6 目安重量を拡充。

2022/6 アレルゲンの表示機能を追加。

2022/5 選択表の保存/読み出し機能を追加。